2008年07月24日 (木) * 編集
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by TCm (11/15)
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2006年10月11日 (水) * 編集
アメリカの高校生青春映画モノって好きなんだよな。例えば悩める女子たちの恋愛模様とか、或いはイジメとその逆襲とか、大体パターンは似通っているし、最後はハッピーエンディングに決まってるのにやっぱり観てしまう。近年の収穫はリンジー・ローハン主演の『ミーン・ガールズ』だったが、今年はこの『John Tucker Must Die』。同時に3人(実際はそれ以上)の女の子に声をかけて付き合っていた学園の人気男子ジョン・タッカーに、その3人プラス転入生の主人公女子が大復讐するというストーリィ。 ジェニファー・アニストンを思わせる主人公は小気味いいけど決定的な魅力には欠ける。それは共演の3人も同じだけれど、その中には Ashanti が含まれていて、彼女がチアリーディング場面で見せる軽快なステップと魅力的な肢体には一見の価値あり。セリフもなかなか決まっているし、今後は歌手から映画に活動舞台を移していくのかな。 2006年10月08日 (日) * 編集
ちと早すぎるかもしれないけど、個人的にコメディ系ロードムービー部門の本年度最高傑作にほぼ決定したのが『Little Miss Sunshine』 。最高の脚本、絶妙なキャスティング、そしてラストのカタルシスも素晴らしく、観終わった後に「映画って本当にいいよなあ」とちょっと感傷に浸っちゃうくらいにイイ。トニ・コレットを意識したのは『イン・ハー・シューズ』からだし、グレッグ・キニアを知ったのも『ふたりにクギづけ』から、その他の役者については全然知らないのだけれど、誰もが実にいい味出してるキャラクターばかり。 一風変わったアメリカの家族を風刺的に描き出す点は『アメリカン・ビューティー』にも通じるが、あれとは全然異なるコメディタッチで迫ったところが新しい。家族の死や、人生の勝敗といった重いテーマを乗り越えて、家族が一致団結して支え合う(そして大笑いを誘う)姿は、観る者全ての心を打つだろう。 それにしても Rick James の "Super Freak" 使いにはお腹が痛くなるほど笑わせてもらった。サンダンス国際映画祭で突出した成功を収め、スタンディング・オベーションで称えられたという逸話も、さもありなんと思わせる。(米国公式サイト) 2006年10月06日 (金) * 編集
まあドリュー・バリモアに駄作なしというか、観る側で勝手に補正しながら観ちゃってる部分もあるわけですが、この『25年目のキス』もまたいい感じのラブコメディです。『50回目のファーストキス』と邦題が被りかけなのもこの際許そう(ちなみに原題は "Never Been Kissed")。冴えない新聞記者役のドリューが、高校生になりすまして学校に潜入し今の10代の生活をリポートする仕事をするという設定。その昔、高校時代にいじめられたトラウマが蘇ったり、高校教師にロマンスを感じちゃったりしながら、過去と決別して新しい人生に踏み出そうとする女性の姿がテーマなのかな。 見どころは高校生たちとクラブに出かけて酒が入り、ハイになったままステージに上がって恥ずかしいダンスを踊りまくっちゃう場面か。『チャーリーズ・エンジェル』でキャメロン・ディアスが笑いをとったあのシーンの再来って感じで、ドリューもかなりハジケてくれます。 男優サイドにはイマイチ魅力が感じられず。キャスティングを全体的にもう少し何とかしてほしかった気もするが、密かにジェシカ・アルバが出てたりするので侮れない。 2006年10月05日 (木) * 編集
あの『シティ・オブ・ゴッド』の監督と女優による新作と聞き、身震いするような緊迫感を再び味わうべく、自動的に足が映画館に向かう。
今回は主人公が3人。港町の運び屋で幼馴染みの男2人と流れ者の売春婦のトリオが、ひょんなことから彼らの肉体を通して深く結びついてしまう。ハリウッド映画ではお目にかかれない bizarre love triangle をぎりぎりのレベルで維持しつつ、ブラジルの底辺層の絶望的な毎日を強烈に描写する監督のセンスにまたしても震える。もはやHSBCブラジルオープンなんか買ってる場合ではない。 何かに憑かれたような激しいセックスが過剰なまでに描かれる。セックスは、そこにしか「生きている」という実感を持ち得ない同国の若者たちの現実だろう。猛烈な暴力シーンの直後、中途半端にも思える場面で意図的に突き放すラストも印象的だ。敢えて解決策を提示せず、オーディエンスに考えさせようとする仕掛けが憎い。 カルリーニョス・ブラウンによるブラジル音楽のサウンドトラックも、ストリートの「生」の雰囲気を盛り上げるのに一役買っている。スレきれない売春婦カリーナ役のアリス・ブラガがとにかく可愛くて、瑞々しい裸体とともに強く印象に残る。ぜひこのままいい女優に育ってほしい。 2006年10月04日 (水) * 編集
海外の映画館で『トニー滝谷』を観るというのは、一風変わった不思議な体験だった。村上春樹の原作は先に読んでいるし(短編集『レキシントンの幽霊』に収録)、別の映画を観た際に流れていた予告編にも大いに興味を惹かれてはいたが、こうして実際にスクリーンで観てみると、若干の違和感も覚えずにはいられない。宮沢りえ(二役)の美しさはよく捉えられていると思うし、基本的には原作に忠実な映画化なのだが、だからこそ逆に物足りないものもある。 監督の本作品への過剰な思い入れがこんなに強く伝わってくるようでは厳しい点をつけざるを得まい。いったん入り込むことは重要だが、最終的にはそこから身を引いて、適切な距離をとりつつ映像化しなくてはならない。原作が比較的軽いタッチの文章でありながら、長く読み手の心に影を落とし続ける理由について、改めて考え直す機会を与えてくれたことには感謝したいけれど。 2006年10月03日 (火) * 編集
韓国映画史上最大のヒット作にして、日本でも大いに話題になった一作。表面上はモンスター・パニック映画なのだけれど、それだけには終わらない。二重三重に社会的なメッセージが込められていて、韓国映画の充実ぶりと勢いを強く感じさせる作品。
高圧的な在韓米軍と、その発表を鵜呑みにして市民に厳しくあたる官僚組織の傲慢さなど、市民の怒りや不満を描き出す一方で、主人公の家族を中心にすっとぼけたコミカルな演出が効いていて、映画を重苦しいものにしていないのがいい。 モンスターの造形もなかなかのもので、少なくとも登場した瞬間に映画のレベルを急低下させるようなB級パニックにはなっていない。のどかな幕開けから急激に動き出す冒頭のパニックシーンは特によく撮れており、その後も次々とオーバーアクション気味に展開するシナリオにのめり込む。 家族ってやっぱりいいよな、と少ししみじみ。みんなで囲んで食べていたカップラーメンが妙に美味しそうだった。(公式サイト) 2006年09月11日 (月) * 編集
どこの世界にも、上司にしたくない上司ってのはいるもの。そんないわゆる「鬼上司」に対する愚痴を、思いきり笑える魅力的な物語に仕立て上げた小説が『プラダを着た悪魔』。これはその映画版(公式サイト)。大学を出たばかりのアンドレア・サックスが、ファッション雑誌『ランウェイ』の編集者として大成功を収めた超有名なミランダ・プリーストリーのアシスタントに採用されたという設定。「百万人の女の子が羨望のまなざしを贈る」職なのに、アンドレアはファッションのことなんか全く興味がないし、ミランダからは到底実現できそうにない無理難題が怒涛の如く命令される。あれをしろ、これをしろ、果ては娘たちのためにハリー・ポッターの未刊行原稿を入手して持って来いとまで。 ジャーナリスト志望のアンドレアにとって、推薦文を書いてもらえればくらいのつもりで応募した仕事だったはずなのに、ミランダの常軌を逸した要求に応えて頑張っているうちに、次第に仕事にのめりこみ、マゾヒスティックな快感を感じている自分に気付く。同棲する彼氏との葛藤があったり、ミランダのお気に入りになって職場の先輩たちとぎくしゃくしたり。「よくある話」がこれでもかと盛り込まれてる。 よくある話、で終わらないのは舞台設定がファッション業界だから。映画の全編を通して膨大な数のブランド名が飛び交い、これでもかとばかりにお洒落な服や靴がとっかえひっかえ登場する。ファッション好きの女の子なら観ているだけでうっとりという感じだろう。そしてまた、この業界がどれほど浅薄でスノビッシュで、貴女に必要ないものを無理やり買わせるために存在しているかを見せつけられて愕然とするだろう。ファッション業界の裏側を暴きまくる意地悪なストーリー展開をかくも小気味良いものにしたのは、ミランダ役のメリル・ストリープの迫力ある演技に間違いない。冷酷でイヤな上司を徹底的に演じる大御所の貫禄にため息が出る。決め台詞の "…That's all." も効きまくり。 そしてアンドレア役のアン・ハサウェイにとってはこれが大出世作として記憶されることになるだろう。うるんだ大きな瞳が印象的な彼女が田舎娘を好演、役を通して成長していく様が目に見えるようで実に素晴らしい。彼女がラストに下す、いかにもアメリカっぽい決断もいいね。都会的でお洒落なロック&ポップスがたっぷりのサントラ盤も◎。 最悪な上司と過酷な残業に疲れちゃったアナタに、強くオススメ。 2006年09月11日 (月) * 編集
製作中との情報を得てからこの半年間、個人的に「最も観たい映画リスト」のトップを独走し続けたこの "Snakes On A Plane"(英語版公式サイト)。もちろん公開と同時に映画館に足を運びましたとも。全米でもシンガポールでも初登場第1位の大ヒット。簡単に言うと飛行機に大量のヘビを放って人を殺そうとする映画(ってそのまんまやん!)。いや実際に、タイトル以上のものは何もないので書くだけこっ恥ずかしいんだけど。タイトルのひどさが重要な作品であるだけに、『スネーク・フライト』なる邦題がついてしまったのは残念至極。 サミュエル・L・ジャクソン演じるFBI捜査官がそのヘビたちと格闘する訳なんだが、まあいろんな意味でB級モンスターパニック映画を極めた作品で、もうB級好きの自分としてはオープニングからエンディングまでほとんど笑いっぱなしなのだった。襲いかかる毒ヘビたち、バタバタと死ぬ乗客&操縦士たち。ん?操縦士? どうしてこんな映画にサミュエル・L・ジャクソンが…というところからしてまず笑える。そして物凄い勢いで迫り来るヘビたち、これがまた世界中のいろんな種類のヘビが登場していて、爬虫類フリークにはたまらない設定だろう。ヘビが襲ってくる映像自体はCGメインなのでリアリティには欠けるが、ココとか、アソコとかいろんな部位を咬まれてバタバタと人が死ぬ様子はコミカルですらある。 米国で「Snakes On A Blog」というブログが「こんなにくだらない映画が作られてるらしい」として盛り上げたことから、公開前から膨大なファンを作ってしまったこの作品。あり得ない設定(だって一人殺すために飛行機に大量のヘビですよ)、あり得ないタイトル(だって「飛行機のヘビ」ですよ)、あり得ない出演者(だって元ジェダイ・マスターですよ)。考え得るB級映画の魅力の全てを注ぎ込んだ大傑作。 正直いって記録には残らないと思うが、記憶には残る。マジで最高。 2006年09月11日 (月) * 編集
エミネムの自伝的映画『8 Mile』をようやく観ることができた。この手の擬似ドキュメンタリーものはどうにもわざとらしくて観るに耐えないものが多いのだが、本作はそうでもない。 デトロイトでの極貧生活、ブラックの仲間たちとツルむ中で磨かれたライム、母親(キム・ベイシンガーが好演)と自身の娘を抱えて行き詰まる苦悩。ストーリーのテンポもいいし、エミネムの演技も結構リアルで、これまで遠ざけてきた彼の歌詞世界が一気に身近になった気がする。(内容に共感できるかどうかはまた別の話) 個人的な印象としてはプリンスの『パープル・レイン』に近い印象かな。 ちなみに膨大な量の4文字言葉が飛び交うことでリアリティを醸し出している…はずだったんだけど、こちらのケーブルTVではご丁寧に全部消されていて、妙に弛緩した画面になっていた点はご愛嬌。 2006年09月11日 (月) * 編集
ジェニファー・アニストン&ヴィンス・ヴォーン主演の話題作(英語版公式サイト)。
カップルのすれ違いから別れに至るまでをコミカルに描いた作品で、何しろブラッド・ピットとの別れを今も引きずってるジェニファーがそんな役を?という点だけで観客を集めたんじゃないかと思われ。しかも相手が最近好調のヴィンス・ヴォーンで、撮影中に2人の仲が熱くなったというネタまで撒かれちゃそこそこのヒットは間違いないわけで。 だからこそディテールの詰めが甘いのがいちいち気になる。そんな理由でケンカするくらいならそもそも最初から付き合わないだろとか、ヴィンス・ヴォーンのコミカルな魅力がほとんど活かされてなくてもったいないとか。 確かにハッピーエンディングのラブコメと違って別れモノの演出が難しいのは認めるけど、いくら何でも安易な設定と「それでいいのか?」的な結末がもったいなくて、トータルでは話題先行の平凡作と言わざるを得ない。舞台となったシカゴの街並みの美しさは素晴らしいし、ジェニファー・アニストンのスタイルの良さやキャラクターはなかなか魅力的なだけに残念。(個人的には『フレンズ』のレイチェル役にこれまで全く惹かれなかっただけに収穫は大きい。) 『Mr. & Mrs. スミス』の撮影時にジェニファーと知り合い、本作を企画して一気に彼女の出演を取り付けたというヴィンス・ヴォーンのマーケティング的な勝利と言えなくもないね、ある意味。(実生活でももう break-up しちゃったみたいだけど…) |
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