2008年07月24日 (木) * 編集
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2005年12月15日 (木) * 編集
アセット・アロケーションを意識した継続的な投資を開始したのは今年の1月ですが、多少の試行錯誤を経て基本的な型が定まってきました。現在のところ、次のような割合で毎月追加投資(ドルコスト平均法)しています。
日本株式:45% 外国株式:45%(内訳:欧米25%+中国10%+インド10%) 外国債券:10% さらに内訳を記すと、購入している投資信託は 日本株式:インデックスファンドTSP(TOPIX連動型)+さわかみファンド 欧米株式:中央三井外国株式インデックスファンド+トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド+ステートストリート外国株式インデックスファンド 中国株式:三菱UFJチャイナオープン インド株式:HSBCインドオープン 外国債券:中央三井外国債券インデックスファンド となっています。 (この他に若干の日本株式個別銘柄と米ドルMMFを所有しています。また、欧米株式に分類したインデックスファンドにはわずかに新興国株式も含まれていますが、大勢にはほとんど影響しない割合です。) 各資産への投下資金に対する11月末時点のリターンは次のとおりです。 日本株式:23.4% 欧米株式:9.1% 中国株式:15.5% インド株式:18.2% 外国債券:1.0% トータル:16.2% ご覧のとおり、夏以降急騰した日本株式のパフォーマンスが群を抜いています。また、外国株式も概ね好調な成績を上げていますが、欧米株式については円安による為替効果が大きいと見ています。中国とインドが好調なのは予想通りですが、これ以上エマージング市場への資産配分割合を増やすつもりはなく、各市場の一時的なクラッシュに耐えられるようなアセット・アロケーションを維持するつもりです。 後から振り返って講釈すれば、国際分散投資などせず、急騰する前の今年春頃に全資産を日本株に集中投下すべきであった、ということになりますが、自分にはそんなことをあらかじめ予想する能力はありません。基本戦略はあくまでも資産の世界分散をベースにした長期投資であって、年間の目標リターンは税引前で最低7%と考えていますので、その意味ではこの1年間の成果は上々だったといえるでしょう。問題は来年以降です。果たして10年、20年単位で年平均7%以上の利回りをキープしながら複利で資産を増やしていけるかどうか。 上記のアセット・アロケーションにも改善点はあるでしょう。外国債券インデックスあたりは結構微妙な商品かもしれません。また、例えば物価連動債券や、コモディティ関連商品の組み込みを検討する余地はあります。また、調整局面に差し掛かったので一旦売却したREITについても、今後の状況次第ではオルタナティブ投資の一環として再びアロケーションに組み込むことも可能だと思います。どうせなら海外REITの方が欲しいのですが、信託報酬が手頃なものはなかなか見つかりませんね。 なお、リバランスについては、想定配分率から5%以上変動したときに追加投資額を増やす形で実施する予定です(売却は行わない)。例えば、次回の資産モニタリングの際に日本株式が50%超に達した場合には、日本株式以外の資産クラスを通常より多めに買い増すことによって、冒頭の「45:45:10」の比率に近づけようと考えています。リアロケーションの必要性については、年末に除夜の鐘でも聞きながらじっくり考えようかなと。 2005年11月13日 (日) * 編集
30.自分の生活の中で投資は何割を占めますか?
どう見ても主役でないことは確かです。 31.朝起きてまずやるのは、新聞やテレビのニュースを見ることですか? 顔を洗って冷たい水を飲みます。 32.家に帰ってまずやるのは、市況と持ち株の値動きのチェックですか? それは職場でやってます(嘘) 33.もしかして、仕事中(授業中)は持ち株の値動きが気になってしょうがない? 以前は結構気になっていたので、現物株式はほとんど処分してしまいました。 手持ち投資信託の基準価額はほとんど気にならないので精神的に楽です。 34.買い物するときは、やはり自分の保有している会社の製品を買ってしまう? そうでもないですね。現物株式はほとんど処分しちゃったし。 35.会社名を聞くとその会社の株価がどのぐらいだかすぐに思い出してしまう? そういう能力があったらもっと別のことに使うべきだと思います。 36.やはり、株主優待は銘柄選びの重要な要素ですか? 株主優待はちょうど必要なものをもらえたら嬉しいですが、そうでないことも多いですね。どちらかというと配当金で還元してほしいタイプかな。 37.投資を始めて生活やモノの考え方は変わりましたか? リスク(=期待値に対するブレ)を制御する、という考え方が身につきました。 あと、生活は意識的に変えたつもりはないけれど、結果として独り暮らしから家族を養おうというスタイルに変化しつつあります。ちなみに、分散投資とかドルコスト平均法とか損切りとかの投資理論を学んでも、結婚や恋愛にはあまり役に立ちません(笑)。 (いや、本当は役に立つんだが、そうすると他の面で問題が…) 38.投資は、将来的に重要になると考えますか? 今も、かつても重要でした。将来もきっとそうでしょう。 それ以前に、個人の資産設計というか、自分にとって本当の目標が何で、そのためにいくら資産が必要だからこういう投資をしよう、といった人生プランみたいなものを持っておくべきなんじゃないかと思います。そこがはっきりすれば、各人が取るべき投資戦略は自ずと明らかになるでしょう。 39.個人投資家はこれから増えていくと思いますか? 団塊世代の退職金とかが株式市場に流れ込むのかもしれませんが、しっかりした金融知識とロジカルな考え方を身につけた「本物の個人投資家」の割合はあまり増えないのかもしれません。要するに、カモられないように気をつけなくちゃってことです。 40.将来は、投資だけで食べていきたいですか? ちょっと違います。十分なファイナンシャル・インディペンデンスを獲得したら、それこそお金や投資のことなんか考えずに生きていきたいな。できれば少し寄付もしたいし。 株や債券への投資はともかくとして、自分への投資は一生続けていくんだろうと思う。読書も映画も音楽も健康づくりも、僕にとってはとても大切な時間の過ごし方だし、そうして自分自身に投資することをやめた瞬間に、人間としてはとてもつまらない存在になってしまうんじゃないかな。 *** これでおしまい。 「投資」って、それほど難しいことでもないし特殊なことでもないと思うのです。20歳になると政治的な権利として参政権が与えられ、僕らの多くは投票所に出かけます。それと同じくらい普通のこととして、自分で稼いだお金で生活する人々は株式市場や債券市場に投資をしてみてもいいんじゃないか。いわば政治における投票権と同じように、経済における投資権みたいなものがあるんじゃないかと思うのです。 そこではすべてが自己責任で、リスクに見合ったリターンが提供されています。よく勉強しないとカモにされ、投じた資金を失うこともあるでしょう。しかし参加しなければ安全かというとそうでもない。物価上昇が絶対に起こらないとか、年金制度が未来永劫安泰だとかいう話を真面目に信じることができる人はほとんどいないと思いますが、そうだとすればもっとも減価しやすい危険な資産は現金・預金ということになってしまいます。 まあ、あまり難しく考えずに、ぼちぼち「個人投資家」っぽく生きてみましょうや、ってなスタンスでこれからも書いていきたいと思っています。 2005年11月09日 (水) * 編集
20.どこか、投資関連の使えるサイトはありますか?よろしければ、紹介してください。
使えるかどうかはともかくとして、例えばこんなページもありますよということで。 ★パッシブ投資.com ★投資信託のブログ:ファンドの海 ★マネーゲーム ★銀座人の最適ポートフォリオ(ブログ版) ★投資信託スレッド。 いずれもデイトレードや投機的短期投資には無縁のサイトばかりですね。 特に2ch投信スレの初期ログや銀座人スレはかなり濃く、当時とても勉強になりました。いろんな意味でじっくり味わって読むべき内容です。最近の投信スレはそれほど面白くなくなっちゃったかも…。 21.あなたのホームページは株式投資関連のページですか? 株式、には限りませんが個人投資関連のコンテンツがあります。 22.ホームページを運営していくうえで嬉しいこと楽しいことは何ですか? メールでもコメントでも、読んでいただいたお方から何らかの反応をいただけることですね。これ以上の喜びはないと思います。 23.ホームページを運営していくうえで大変なことは何ですか? 昔はちょっと頑張りすぎてたんですけど、最近はゆったりしたペースで書くようになったので、それほど大変ではなくなりました。もし大変だと感じるようならホームページなんて運営しない方がいいと思う。 24.オンライン(ネット上)に投資をやってる友達はいますか?どのように知り合いましたか? 奥さんも入れてよければ彼女がやってますけど、他にはあんまりいないかな〜? 25.オフライン(ネット以外)に投資をやってる友達はいますか?どのように知り合いましたか? 前の職場に「株が趣味」という上司がいましたね〜。 26.あなたの周囲の方はあなたが投資をやっていることを知っていますか? あんまり知らないんじゃないかな? 27.周囲の方に投資を勧めたいと思いますか? 知的ゲームとしてこれほど面白いものはないと思うので、個人的には半ば趣味として楽しんでますが、他人には無理に勧めようとは思いません。リスクの許容度は人によって大きく違いますからね。 それ以前にまず貯蓄から始めるべき人も多いような… 28.投資を始める前の投資のイメージってどんな感じでしたか? 怪しげで信用ならない魑魅魍魎が跳梁跋扈し、個人があっという間に食い物にされる世界。 29.始めてみてからの投資のイメージは? うまく分散投資すれば大損はしないかも(でも大儲けもしないかも)。 投資しないこと自体が人生にとってのリスクになるかも。 2005年10月22日 (土) * 編集
13.投資に使っている資金はいくらぐらいですか?さしつかえない範囲でお願いします。
毎月、手取り月収の40%程度を新規の積立に充てています。 ボーナスはほぼ全額貯金もしくは投資に回してますね。欲しい物もあんまりないしなー。 14.全体の損益はいくらぐらいですか?さしつかえない範囲でお願いします。 今のところ投下資金に対して20%くらいの利益が出ていますが、いつか市場がクラッシュすればひょっとして元本を割るかもしれません。長期投資派なので、20年後の時点で年平均5%(複利)で回っていればよしとします。 15.いままで、一つの銘柄の売買で出した利益は最高でいくらですか?さしつかえない範囲でお願いします。 今年の春先に某社の売買で1単元あたり2万円くらいの利益が出ました(2単元保有してました)。IPOの初値売りではもっと大きな利益が出たことがあります。 16.いままで、一つの銘柄の売買で出した損失は最高でいくらですか?さしつかえない範囲でお願いします。 昨年、某社のミニ株取引で2万円くらいの損失が出ました。その後もう一度ミニ株で売買して、5千円くらいは取り返しました(笑)。 17.良く観ている(聴いている)投資関係のテレビ・ラジオ番組がありますか?よろしければ、放送局なども教えてください。 最近はあまり観ませんが、例えばテレビ東京の「モーニングサテライト」「ワールドビジネスサテライト」など。 18.よく読んでいるまたは、オススメの投資関連の本や雑誌はありますかよろければ、出版社なども教えてください。 このブログで随時紹介していますので参考にしてみてください。 19.オンライントレードはやったことがありますか?ない方はやってみたいですか? オンライントレードしかやったことがありません。証券会社の窓口ってのもちょっと憧れますね。 2005年10月21日 (金) * 編集
07.好きな株式格言は何ですか?
別に好きってわけでもないんですけど、売買しながらときどき頭をよぎる言葉ってのはありますね。例えば、 「利食い千人力」 「見切り千両」 「頭と尻尾はくれてやれ」 「休むも相場」 「もうはまだなり、まだはもうなり」 とか。深追いせずに程ほどの利食いを重ねていくのが性に合ってるようです。 08.四季報は毎回買ってますか? はい、一応。 昔は「あんなもん一体何が面白いんだ?」と思っていた会社四季報ですが、慣れると結構楽しいですよ。ある意味、全米チャートのデータ本の類と同じようなものかもしれない… 09.日経新聞は毎日読んでますか? 一応、読んでます。 ただ、長期投資家にとっては日々の経済ニュースで一喜一憂する必要などありませんし、大きな社会トレンドを捕まえるためだけなら、別に朝日でも産経でもいいんじゃないかという気もしています。 10.投資スタイルは?(長期投資・デイトレ等) 基本的に長期投資派で、アセット・アロケーションを重視した分散投資派でもあります。ということは必然的に、低コストのインデックス・ファンドをメインにした投資信託をドルコスト平均法で積み立てていくスタイルになっていきます。 もっとも、それだけじゃつまんないので、まったく無視できるレベルの資金でちょこっと個別銘柄を買ったり、IPOを当てたりして遊んでます。 11.テクニカル派?ファンダメンタルズ派? どちらでもない、が答えになるのかな。 純粋テクニカル派的な株価チャート信者にはついていけないけれど、ファンダメンタルズだけで株価が決まるほど簡単な話でもない。人間の欲望が介在した売り買いの場面にはいつだって価格の歪みが生じるものです。 どちらかというとランダムウォーク派なんだろうな。 12.好きな又は得意な業種又は銘柄はありますか? 特にないです。あえて言えば高配当の企業たちかな。 2005年10月20日 (木) * 編集
06. 投資は初めは何で勉強しましたか?
図書館にあった本です。 本当に良いと思われたものは自分で購入し、その後も繰り返し読んでいます。 お勧めの書籍についてはこのブログでも紹介してきたのでバックナンバーをご参照ください。まだ紹介できていないものの中で、個人的に良書だと思うのは次の2冊です。 ★「内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法」(内藤 忍・著) ★「お金がふえるシンプルな考え方―マネーのルール24」(山崎 元・著) 後者は「お金をふやす本当の常識―シンプルで正しい30のルール」として文庫版が出たばかりですし、前者も年末までには続編(実践編)が出る予定になっています。いずれも巷に溢れる「株で○億円稼ぐ!」的な愚書とは一線を画した、徹底的に堅実な個人投資家向け教科書だといえます。 個人的には内藤さん的な「アセット・アロケーションの決定に時間をかける」投資スタイルに強く影響を受けつつあります。投資なんて手段にすぎない、まずは人生の目標をはっきりさせ、その実現のために資産設計をするんだという主張は明快で、自分の考え方にかなり近いので。とにかくこれらの本を買って読むことは自分への最大の投資です。 *** ひと通り理屈を勉強したら、あとは実践あるのみでしょう。 自分の場合、松井証券とソニー銀行でそれぞれ株式と外貨の投資をごく少額でスタートし、それなりに痛い思いもしながらかなり勉強になりました。その後は各証券会社に口座を開きまくり、投資信託の積み立ても開始して、試行錯誤の中でアセット・アロケーションらしきものを作り上げている今日この頃です。 個人的には投資の初期に損をしておくことが大切だと思いますね。自分の場合はスターバックスの株を買って、500円ばかり下がったところで売ってしまいました。結果としてはその後かなり上がったので無駄な損切りだったわけですが、自分のリスク許容度や投資スタイルを見据える上で非常に有益な体験だったと思っています。 2005年09月18日 (日) * 編集
05. 主に利用している、証券会社はどこですか?
たくさんあります(笑)。 メインは松井証券、マネックス・ビーンズ証券、イー・トレード証券、丸三証券、カブドットコム証券の5社ですね。以下、それぞれの特徴を見ていきましょう。 ★松井証券 1日に10万円未満の取引なら手数料無料です。シンプルですが使いやすいと思います。IPOも2回当たりましたし、外れても「お詫び料」として50円ずつ振り込んでくれるのが嬉しいですね。また、あまり語られませんが米ドルMMFの手数料が一番安い(片道20銭)のもメリットです。 ★マネックス・ビーンズ証券 インデックスTSP、トヨタアセット・バンガード海外株式インデックス、HSBCインドオープンの3つの投資信託を積み立てています。IPOもときどき当たります。 ★E*トレード証券 以前、インベスコ店頭・成長株オープンなどを買っていたのですが売却しちゃいました。今ではIPO応募用になっちゃってますね。手数料値下げ競争は体力がどこまで持つかどうか? ★丸三証券 普段の取引はほとんどここを使っています。なんといっても1日20万円未満の取引なら手数料無料。実は僕が買うのはほぼ100%、1単元20万円未満の銘柄だけなのです。手数料も積み重なれば大きな出費ですし、手数料なしなら株価が1円上がっただけで確実に利益が出ます。問題は、丸三証券自体はこんな使われ方をして大丈夫なのかな?ということなのですが…。 ★カブドットコム証券 UFJパートナーズチャイナオープンの積み立てとIPO公募用です。普通の株式取引の手数料は安くないですが、逆指値その他のサービスは充実していますね。 この他、楽天証券やトヨタアセットマネジメント証券の口座も持っていますが、現在は利用していません。 個人的にはできるだけシンプルに、取引先を少なくまとめていきたいのですが、現在購入している商品について、最も手数料の安いところという観点で選んでいくと、どうしてもこれくらいになっちゃうんですよね。この他にもイーバンク銀行やソニー銀行など、ネット銀行も複数の口座を持っていて、それぞれのメリットに応じて使い分けています。 2005年09月15日 (木) * 編集
(前エントリーからのつづき)
★株式(個別銘柄) 個別銘柄への投資はいろいろと悩ましいところがあって難しいのですが、一方でこれほど面白いものもありません。一定金額以上は突っ込まないように気をつけながら、自分なりに相場を見ながら少しずつ試しているところです。 基本的にはバリュー投資を基本にしたいと思っているのですが、最近は相場が上がりすぎてなかなかバリュー銘柄が見つからなくなってしまいました。別にあわてる話じゃないので、何かの拍子に暴落してきたらポーカーフェイスで少しずつ拾っていこうと思っています。 また、この他に新規公開株(IPO)が手に入ることもあります。証券会社を通じて公募に参加し、抽選を経て配分されるわけですが、2005年に入ってから現在までに4社当選し、いずれも公開後すぐに売却して一定の利益が上がっています。現在はIPOブーム、あるいはIPOバブルといっていい状態ですが、いつまでもこんな事態が続くはずもないので、どこかで見直しが入るんだろうなとは想像しています。 ★外貨(為替) 初心者向けの金融商品として外貨投資を勧めるサイトや本がよくありますが、個人的には同意できません。そもそも「初心者向け」なんてものはないのです。投資の世界にはハイリスク・ハイリターンかローリスク・ローリターンのものしかありません(ハイリスク・ローリターンのものを掴むようではおしまいです)。でもって為替の世界は個人の思惑を超えて大きく動くので、多くの人が考えているよりリスクは大きいと思っています。 何より問題なのは、為替は株式と違って「将来に渡って成長していく」といったシナリオが描きにくい、基本的にゼロサムのゲームであることです。経済の成長に伴って売り手も買い手も起業家も投資家も利益を享受できる株式と異なり、為替は一方が得をすれば他方が必ず損をします。超長期で見ればそれぞれの通貨が用いられる国家の経済力の差に収斂する形でレートが動くと考えられますが、ミクロレベルでの為替変動については、プロの為替ディーラーたちがお互いの見通しの違いに賭けるギャンブルに限りなく近いもので、素人が面白半分に手を出すと痛い目に遭うこと請け合いです。 ですから「円安リスクに備えて資産の一部を外貨で保有しよう」と呪文の如く唱える初心者向け投資ガイドにはちょっと賛成しがたいのですが、逆に言えば非常にスリリングな世界であることも確かです。そんなわけで、外貨の中でも比較的手を付けやすい「外貨MMF(米ドル)」について、自分の相場観を鍛える意味でも、円高だと思える局面で少額購入したりはしています。が、繰り返しになりますけどこれは完全にギャンブルと割り切っていて、とてもじゃないですけど資産設計の一環とは考えていません。 2005年09月14日 (水) * 編集
04. 主な、投資対象(株式、債券等)は何ですか?
昨年の夏頃から始めて、わずかな金額ではありますが、それなりにいろいろな金融商品に投資しています。大雑把にまとめると、日本株式(個別銘柄)と投資信託(日本株式、外国株式、外国債券、外貨MMF、J-REIT)ということになります。 以下、詳細に見ていきましょう。 ★投資信託 投資信託については手数料の問題がありますが、個人投資家が資産設計を行うにあたって避けて通れない重要な金融商品だと考えています。基本的に毎月少しずつ積み立てる形で、次のようなファンドに投資しています。 「日本株:外国株:外債:REIT=4:3:2:1」といったアセット・アロケーションを目指していますが、現在のところ外債の積み立てがちょっと少ないかな。 日本株は出遅れ感があるので、TOPIXが1500に近づくまではまだまだ買えると思っています。これまではさわかみファンドで結構な利益が出ましたが、澤上篤人氏の健康問題など個人リスクを避ける意味で、今後はTOPIX連動のインデックスファンドにも分散して積み立てる予定です。 外国株式は、欧米はインデックス、新興国はアクティブと使い分けています。欧米モノは手数料・信託報酬の関係で「これなら!」というものがなくて、迷った結果、ステートストリートをやめて中央三井とバンガードに切り替えました。バンガードの信託報酬は無駄に高いのですが、5%とはいえ韓国や台湾などのエマージング市場にも投資しているなどの理由をこじつけて納得してます。 BRICs は宝くじ感覚かな。チャイナはカブコムでノーロードだから、インドはどこも手数料が高いけどHSBCなら任せられそうだから。どちらも最悪の場合半分以下になることを覚悟しつつ、案外2倍3倍になるかもしれないな、といい夢見させてもらってます。 債券は「株式と反対の値動きをする」という教科書的な感覚しか持っていないのですが、いざという時のヘッジのつもりで外国債券インデックスを少しだけ積み立てています。当面はマイナスになりそうだけどしょうがないかも。 J-REIT は正直、売るタイミングを逃したかな…というところですが、全資産の10%以内であればなんとかなるんじゃないかと。長期金利が上昇し始めるようだとヤバいのですが、都心のオフィスビルを眺めながら、このビルの権利の一部を自分が持っていて、家賃収入が分配金になって出ている…というちょっとした優越感に浸るためのファンドかもしれませんね(笑)。 まあ、ぼちぼちでしょう。ちなみに現在のところ、トータルで約9%の評価益が出ていますが、基本的にあまり利益確定の売りは出さず、10年、20年といったスパンで積み立てるコア資産にする予定です。 (つづく) 2005年09月11日 (日) * 編集
あと、そういう表向きの理由に加えて、投資の世界は完全な「自己責任」であることも大きかったです。
僕らは何かにつけ誰かの判断に頼って行動し、失敗するとそれを他人のせいにする傾向があります。投資においては基本的にすべて自己責任です。自分でよく勉強して金融商品や株式銘柄を選び、自分のお金を投入する。利益を上げるも失うも、すべては自分自身にかかっているのです。この潔さに惚れました。 こういうのって、実生活ではありそうでないんですよね。 口を開けば親への愚痴だったり、パートナーのせいにしてみたり、会社への不満だったりするわけです。でもそんな親に依存しているのも、そんなパートナーと結婚したのも、そんな会社を選んで入社したのも、本当は自分のはずでしょう? 自分自身が選択し、自分自身が変えずにいる現在の人生を棚に上げて、文句なんか言ってる場合じゃない。本当にいやだったら、自分自身の決断で人生の航路を変えてしまえばいいのです。親の元から飛び出し、新しいパートナーを探し、会社に辞表を叩きつけて新しい職を求めるべきなのです。 とはいっても、なかなか難しいこともよくわかってます。 だからこそ、個人投資なんですよ。 …ちょっと論理が飛躍しましたね。 だいたい、個人投資家には言い訳なんてありえません。自分が買った投資信託のファンドマネジャーの運用成績が散々だったとしても、その投信を選択してお金を投じたのは間違いなく自分なのです。リターンを得る権利を持つと同時に、損失が出たらそれも甘んじて受け入れなくてはいけません。誰にも責任転嫁できないからこそめちゃくちゃ頭を使う知的なゲームだし、リターンが上がったときの喜びもひとしおなのです。そしてそのリターンの積み重ねが、今後の生活をより豊かにし、より多くの選択肢を自分(と社会)にもたらしてくれる。 そんな投資の醍醐味に気づいたとき、人生の多くの問題はほとんど同じ仕組みで解決できることが分かるはずです。少なくとも、自分の不幸を誰かのせいにしてただ嘆くばかりの生活に見切りをつける決心くらい、実にたやすいことでしょう。つまり、個人投資家マインドの基本「自己責任」を身につけることは、まさに人生観そのものに影響するくらい重要なキーワードだと思っています。 ぶっちゃけ、人生は投資そのものといってもいいかもしれません。あなたの人生において、目指すゴールは何でしょう? 本当に大切な夢や目標は見えていますか? まずはそれを紙に書き出してはっきりさせることです。 ハッピーライフにするもアンハッピーライフのままでいるもあなた次第。ならば他人に依存したり、依存されたりするのではなく、自分自身で決断し、自分の責任で理想の人生を形作っていくべきだと思います。そのためには一定のお金や、時間的余裕が必要になることでしょう。それを生み出すためのツールが投資なのです。 言うまでもなく、誰かに自分の人生の決定権を渡してはいけない。けれども知らず知らずのうちにそうしてしまっている人が結構多いと思うのです。まずは人生の決定権を自分自身の手の中に取り戻すこと。そう考えれば個人投資という行為は何も特別なことではありません。特別にリスキーなことでもありません。僕に言わせれば、誰かに人生の決定権を握られ、誰かへの不満を胸に抱えながら生きることの方がよっぽどリスキーです。 「個人投資家という生き方」は、自分の人生をコントロールしていく上で極めて基本的な、そして極めて日常的な習慣のひとつにすぎないのです。 |
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