★WINTER WONDERLAND★
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『恋におちて』
2006年12月17日 (日) * 編集
恋におちて家内と一緒にCATVで懐かしい『恋におちて』を観た。

確か以前感想を書いた気がする、と思ってGoogleで「winter wonderland 恋におちて」と検索すると、古いホームページのDiaryから懐かしいログが出てきた。2001年12月の日記(正確には12月5日)である。以下引用。

ニューヨークへの出発日がいよいよ来週の月曜日(12月10日)に迫ってきた。どうしても、身の周りでニューヨーク関係のものが気になる。NYにまつわる書籍をパラパラめくったり、Billy Joel の "New York State of Mind" をかけてみたり。

例えば映画なんかも、たくさん録画してある未見モノからわざわざ『恋におちて』なんかを選んで見てしまう。メリル・ストリープ&ロバート・デ・ニーロ主演。いかにも80年代的な、ちょっとだけ不倫チックな映画だ。ニューヨークの風景がこれでもかというくらいに映し出される。中でも、何度も繰り返し出てくるグランド・セントラル駅の構内と、2人が出会うリッツォーリ書店は印象に残る場所だ。リッツォーリについてはぜひ足を延ばし、美術書を買って映画に出てきた手提げ袋に入れて街を闊歩したい、とも思ったのだが、ガイドブックによれば本店は移転して現在はソーホーの方にあるという。映画の当時は57丁目あたりにあったのだろうか。

離婚が急増し、最初の結婚を維持することにこだわらなくなり始めた80年代アメリカを生きる中年男女を、デ・ニーロとストリープが好演する。特にデ・ニーロのわざとらしくない演技は素晴らしい。そして音楽が華を添える。デイヴ・グルーシンの、よく転がるキラキラしたピアノのフレーズが印象的だ。

だが、メリル・ストリープ演じる女性役の声優が、個人的にはあまりにも印象の強い声だったのでどうしても。誰の声だったかって? それは、それは…

…「大草原の小さな家」のお母さん役の声、すなわち日色ともゑ。
お母さん浮気しちゃだめだよ! ローラが悲しむよ! そしてお父さんことマイケル・ランドンもね!

映画の方はというと、深入りすることなく一旦は別れた2人が時間をおいて再会し、一緒に電車に乗り込んで抱き合うところで終わっている。この後どうなるのだろうか。それは観客の想像に任されているわけだ。本当に好きな人が現れた時、自分の心にウソをつくべきか否か。そして「本当に好きな人」は、結婚した後に現れる可能性だって十分ある。例えば結婚した翌日にでも。

…現在でも基本的な感想には変更がない。その意味であまりにもブレのない自分に少し驚く。

もちろん、今観てみると、自分と家内が縁あって生活を共にすることになった経緯を振り返ったりしなくもないが、全ては予定されていたことであったような気もする。先週14日にちょうど入籍から1年が経過したところだが、全くもって自然体のまま、これからもゆっくりと時間が流れていくような気がする。

2001/9/11のテロから3ヶ月のNYに敢えて降り立った時には、全く見えていなかった5年後の自分。まだ瓦礫の山だったテロの跡地を訪れ、人生には何が起こるかわからないし、何が起ころうとも静かに受け入れようと思ったあの時の自分。巡り巡って今の位置にいるけれど、もちろん自分ひとりの力でここに至ったわけではない。

不思議なタイミングで再鑑賞したこの映画をきっかけに、今までの自分を支えてくれた全ての人たち、そしてこれからお世話になるであろう多くの人たちへの感謝の念を新たにしたい。これまで本当にありがとう。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。
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