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『グエムル 漢江の怪物』
2006年10月03日 (火) * 編集
韓国映画史上最大のヒット作にして、日本でも大いに話題になった一作。表面上はモンスター・パニック映画なのだけれど、それだけには終わらない。二重三重に社会的なメッセージが込められていて、韓国映画の充実ぶりと勢いを強く感じさせる作品。

高圧的な在韓米軍と、その発表を鵜呑みにして市民に厳しくあたる官僚組織の傲慢さなど、市民の怒りや不満を描き出す一方で、主人公の家族を中心にすっとぼけたコミカルな演出が効いていて、映画を重苦しいものにしていないのがいい。

モンスターの造形もなかなかのもので、少なくとも登場した瞬間に映画のレベルを急低下させるようなB級パニックにはなっていない。のどかな幕開けから急激に動き出す冒頭のパニックシーンは特によく撮れており、その後も次々とオーバーアクション気味に展開するシナリオにのめり込む。

家族ってやっぱりいいよな、と少ししみじみ。みんなで囲んで食べていたカップラーメンが妙に美味しそうだった。(公式サイト
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