2008年07月24日 (木) * 編集
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by TCm (11/15)
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2006年10月02日 (月) * 編集
Canterbury という街は、実に何の変哲もないイギリス南部の地方都市です。チョーサーの「カンタベリー物語」で名前だけはご存知のお方も多いと思いますが、プログレッシヴ・ロックのファンの間では一大ブランドとなっています。例えばビートルズファンにとってリバプールが聖地であるが如く。ロンドンからコーチ(長距離バス)で数時間。カンタベリー大聖堂の威容と、その向こうに広がるなだらかな平原が視界に入った瞬間、このアルバムのサウンドが静かに心の中に流れ始めました。それまで何回聴いても馴染めなかったカンタベリー系が、自然にすっと身体に入り込んだのです。音楽を、その作られた土地で聴くことの喜びを教えてくれた1枚。 カンタベリー・ロックの特徴はいろいろあります。でも、「キーボード、特にオルガンやエレピが活躍する」とか「曲がどんどん展開して行って元に戻らないことがある」とか「あらかじめ作曲/アレンジされたパートとその場の即興/アドリブとの区別が曖昧で判別しづらい」とか言ってみたところで、何かを説明しているようで実は何も説明していないことに気づきます。 個人的には、"THE ROTTER'S CLUB" をプログレという枠で括りたくはないのです。「ジャズ・ロック」だなんて大げさな肩書きも要らない。だからここはひとつ、『脱力系プログレ』 という大きな括りでごまかしておきたい。CDの再生ボタンを押したらジャケットの女の子のように寝転がって、流れるように展開するメロディとリズム、そして Northetts の美しい女性コーラスに身を任せながら、目を閉じてボンヤリとかつダラダラと時間を過ごしつつ、脳裏に英国南部の情景を想像してほしいのです。 そうすることによってはじめて良さが分かってくるアルバムのような気がします。 【Hatfield & The North @ Amazon.co.jp】 The Rotters' Club Hatfield and the North Live 1990
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