2008年07月24日 (木) * 編集
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by TCm (11/15)
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2006年09月19日 (火) * 編集
夏っぽい曲というのがありますね。ジョー・サトリアーニにはその名も "Summer Song" という曲があるし、プリンセス・プリンセスの「世界で一番熱い夏」はやはり夏に聴きたい。デイヴ・リー・ロスの "California Girls" あたりも夏っぽいし、サザンオールスターズやTUBEなんて夏&海岸の御用達でしょう。個人的には真心ブラザーズの「サマーヌード」を聴くだけであっという間に「はしゃぎすぎてる夏の子供」になれるくらいです。 Tears For Fears の "Everybody Wants To Rule The World" もまた、自分にとっては夏をイメージさせる楽曲。トロピカルなイントロからスムーズに導かれるメロディライン、しかしそこにはややシリアスな歌詞が乗っかっています。決して重苦しくなることなく、あくまで爽やかなTFF宣言として歌い上げられるその歌詞を、自分なりに意訳してみました。
これは原詞を読んで、僕がイメージしたヴィジョンや、心に浮かんだ言葉で作った私訳に過ぎません。勝手に言葉を補ったり端折ったりしています。 Tears For Fears の2人が具体的に何を伝えたかったのかは彼らにしか分かりませんし、このアルバムを購入した全世界の1,000万人近い聴き手の一人ひとりは、それぞれ異なる印象を受けたはずです。リリース当時、反核テーマの曲だと聞いたこともあります。とすれば「光も届かない真っ暗な部屋」は核シェルターを意味しているのでしょう。しかし、それも含めてもっと広い意味での「世界支配」が歌われているようでもあります。 僕などがこの曲から感じるのは、世間体を気にしながらチマチマした人生を生きることの虚しさや、マスコミの報道に踊らされて思考停止に陥り、自ら判断する能力を失った「大衆」への警鐘、といったテーマですが、もちろん他の解釈だってありでしょう。いずれにせよこの歌詞における主人公は Freedom と Pleasure に最大限の価値を置く一方で、Nothing ever lasts forever という徹底した無常観を持ち、何かに縛られて生きるのだけは最悪だと思っている。これは僕自身の価値観に近いものでもあります。 今聴き返しても実に味わい深い、哲学的な楽曲です。同様のトーンに貫かれた収録アルバム "SONGS FROM THE BIG CHAIR" もまた非常に聴き応えがあり、今でも全く古びていません。こうした作品が平気でナショナルチャートの1位に立ち、社会全体がその問題意識を共有した時代があったことを考えると、つくづく1980年代の英米ポピュラー音楽というのは凄いムーヴメントであったと思うし、あの時代を体験できたことは自分にとっての何よりの財産になっていると思うのです。
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