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by TCm (11/15)
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2005年08月14日 (日) * 編集
シンプルな人生は放棄しました。というのは言いすぎか。気がついた時点で既に人生は十分複雑になっていたということでしょう。であれば、むしろその状態を思い切り楽しんだ方がいい。それが僕の考え方。 実際にモノを増やすかどうかは別として、物欲に揺れる僕らのココロを赤裸々に綴るカテゴリーがあってもいいんじゃないか? …てな軽い気持ちで、欲しいものや気になるアイテム、最近買ったブツ、お気に入りの小物たちなどを何でも紹介できるコーナーを作ってみました。 *** この4月から、赴任前の語学研修と称して毎週2時間赤坂のベルリッツで英語の個人レッスンを受けています。ベルリッツ・メソッドは世界共通。簡単に言うと、頭の中で翻訳しないのが特徴です。まるで赤ん坊が言葉を覚える時のように、ある「物」とその外国語での「意味」とが直接頭の中で結びつくように指導してくれる。言語のシャワーというのかな、例えばレッスンにおいてインストラクターが間髪を入れず質問を投げかけます。僕らは頭の中で翻訳する時間がないため、「物」と「意味」のダイレクトな結合が実現されるというわけです。 これ、一度体験するとなかなかのものなのですが、これまで以上に英英辞書を引きこなす必要も生じます。僕は POCKET OXFORD の英英(ハードカバー)を持っていますが、常に持ち歩いてちょこちょこ調べるというのは難しい。そこで、泣く泣く電子辞書を購入することにしたわけです。どうして泣く泣くなのかというと、個人的には圧倒的に紙の辞書に愛着があるから。愛着だけでなく、辞書を引き、関係ない単語の意味まで眺めながら時間をやり過ごす行為自体を大切にしてきたからなのです。 が、背に腹は変えられないので、量販店でパンフをごっそり集めて徹底的にリサーチ。重視ポイントは「語学系辞書の収録がしっかりしていること(生活実用系は不要)」、「小さくて軽いこと」、「操作性が良いこと」、「電池が持つこと」、そしてもちろん「価格が手頃なこと」です。 *** 結果として、シェアトップ級のシャープやカシオ計算機のモデルではなく、セイコー(SII)の SR-M7000 というモデルを購入することになりました。ちなみにぎりぎりまで迷ったのはキャノンの WORDTANK G50。量販店の売れ線とは全然違いますね(笑)。ヨドバシカメラ等では各種の生活実用知識の辞書を何十冊分も収録したモデルの方が人気みたいですが、そんなもの引く機会なんてちょっと思いつかないなー。 さてこの SR-M7000 ですが、結論としてはすこぶる気に入っております。長所はいくつもありますが、まず第一に小さい! 本当にワイシャツの胸ポケットに収まります。145gと軽量なので、かばんに入れっぱなしでも全然気にならず。単四電池たった1個(だから軽い)で70時間も駆動する点にも大感動です。 もちろん語学系辞書は大充実なのですが、ここまで必要ないという方はワンランク下のモデル(SR-M4000)でも十分でしょう。また、キーボード左上にある十字キーの操作性の良さにはしびれます。本体の軽さと重心バランスがよく計算されているので、左手だけでホールドし、この十字キーで検索することが可能。パンフレットには電車内で立ったまま電子辞書を使う写真が掲載されていました(実際にはやらないと思うが…)。 強いて難点を挙げるなら、液晶の美しさという点ではシャープあたりには負けているのかもしれません。といっても所詮モノクロ液晶ですし、実用的には全く問題ないと言い切れます。 電子辞書を使ってみた感想ですが、確かに紙の辞書には一覧性では絶対に勝てないとは思います。引いた語句の周辺にある関連語まで勝手に目に飛び込んでくる効果は思いのほか大きいから。しかし電子には電子の良さがある。小さくてどこでもすぐ調べられるのはもちろんですが、調べた語の解説文中に分からない単語があったりした場合、すぐにジャンプしてその意味を引けたりするのですよ。 要するに無数にリンクが張ってある感覚。しかも国語辞典、英和辞典、英英辞典などが縦横無尽につながってるので、ひとつの単語からいろいろな辞書に飛べるのです。言葉から言葉へと、どんどん語義を調べながら移り渡っていく感覚を、キャノンのパンフでは「ワードサーフィン」と称していましたが、なるほどねと思わされた次第。これはこれで新しい言葉や意味の発見があるのでしょう。 時代は変わり、モノも変わっていく。モノを増やすことは決して悪というわけではありません。シンプルライフが気持ちいいのはよーく分かっていますが、頑なにそれに縛られる必要もない。自分に真に必要なものであればそれを手に入れて、人生をより快適にしていくのもまたよいことなんだろうな、と思い始めている今日この頃です。
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