2008年05月16日 (金) * 編集
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by TCm (11/15)
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2006年08月21日 (月) * 編集
テレビ番組で公募したという新ヴォーカリストをメンバーに加え、新作 "SWITCH" を発表した Inxs の "THE SWITCHED ON TOUR 2006" を観てきた。はっきり言って、期待以上のパフォーマンスで、80年代からのフェイバリット・バンドのひとつをこういう形で見ることができた幸運を噛み締めている。もちろん僕らの心には今でもマイケル・ハッチェンスの姿が焼きついている。彼のセクシーさ、カリスマぶりを誰かで置き換えるなんてことができるわけはない。その前提条件を差し引いても、大役を任された32歳のカナダ人、J.D. Fortune は十分な「掘り出し物」だろう。 ステージに飛び出した瞬間は背の高さとやけに細身のボディだけが目に付いたが、オープニングの "Suicide Blonde" の歌詞を一声発した瞬間に、自分を含む約5,000人の観客は彼の全てを受け容れる気になったんじゃないかと思う。実に深みのある低音。ダイナミックな抑揚。マイケル・ハッチェンスの声に求めていたものの大半は、見事に再現されている。 声質は確かに相当近いけれども、独自の Fortune 色もしっかり持っている。高い身長と長い手足を駆使し、時にマイクスタンドを大胆に振り回すワイルドなステージ捌きも大したもの。例えるなら平井堅のロック・ヴァージョン的な、実にセクシーな男っぽさを舞台上に漂わせる。単なるマイケルの物真似なんかじゃない。これは大した逸材だ。 新作からの曲と懐かしいヒット曲をほぼ交互に組んだセットリストも正解だった。新曲も粒ぞろいで違和感なく聴ける。でもやはりファンの目当ては "Mystify" や "By My Side" といったヒット曲。"Original Sin" や "Need You Tonight" も劇的に盛り上がったが、個人的には最も好きな "What You Need" で完全に切れ、周りのオーストラリア人たちと全歌詞大合唱。カーク・ペンギリーの伸びやかなサックスソロも素晴らしい。 そのカークをはじめ、オリジナルメンバーたちを確認できたのも嬉しかった。言うまでもなく Inxs はファリス3兄弟のバンドで、特にアンドリューが音楽的な要となっている。彼はブルース・ハープを吹く一方でキーボードを弾き、リズムギターも担当しながらコーラスも入れるという忙しさ。結構太っちゃったけど相変わらず元気そうだった。 ジョン・ファリスのドラムスはテクニック的に特筆すべきものはないのだが、独特のファンキーなビート感がやっぱり Inxs のリズムだなあと思う。共にリズムセクションを担うゲーリー・ビアーズのベースは相変わらず素晴らしかった。グルーヴ感たっぷりに低音のリフを弾きまくる彼の見せ場は、メンバー紹介を交えて10分近く演奏された "Taste It"。カッコよすぎ。 でもってファリス3兄弟の最後、ティム・ファリスは結局サングラスを取ってくれなかったので表情が分からなかったのだけれど、ステージ右端で鉄壁のリズムギターを弾きまくってくれた姿が妙に印象に残った。アンドリューとカークも入れるとギタリスト3人という場面が結構あるのだけれど、2人が表でリズムを刻む裏の拍子を狙ってティムが鋭くピッキングする様子が目の前で見られたのは収穫だった。重層的なリズムギターの構成は彼らのトレードマークでもある。(ちなみに "Devil Inside" の印象的なリフはティムが一人で弾いている。) セットリストの中で特に嬉しかったのは、アルバム "KICK" のタイトル曲 "Kick" をやってくれたこと。シングルヒットというわけでもないのに会場では大ウケで、ほとんど全部歌っているファンばかりという状態だったのには驚いた。いかに "KICK" がアルバム単位で愛されている作品かということが分かる。 アンコールは3曲。今でもラジオでよくかかるスピーディな代表曲 "New Sensation" と、泣き泣きのブルージーなバラード "Never Tear Us Apart"。大合唱となったこの2曲までは予想通り。でも、ラストに持ってきたナンバーには不覚にもちょっと感極まってしまった。アンドリューのキーボードが懐かしいメロディを奏で始める。 …アルバム "SHABOOH SHOOBAH" から、"Don't Change"。 そして割れるような歓声。もう20年以上前の、決して大ヒットとはいえないこのシングル曲の歌詞に込められたメッセージを、オーディエンスはしっかりと受け止めたことだろう。たとえ新しいヴォーカリストを迎えても、Inxs は何も変わらない。これまでどおりの素敵なロックを演奏し続けるバンドだってこと。 お世辞抜きで素晴らしいライヴ・パフォーマンス。Inxs はやっぱり最高のライヴ・バンドだった。 【Other CDs by Inxs @ Amazon.co.jp】 The Best of INXS INXS - Greatest Hits Listen Like Thieves The Swing 2006年08月09日 (水) * 編集
今年に入ってから観たライヴのレビューがたまってしまいました。こちらも一言レビューで在庫を一掃処分します。
![]() ★ Franz Ferdinand @ 日本武道館(2006年2月)日本での人気はちょっと過熱気味じゃないのかなあ? 80年代ギターバンドっぽさもあって悪くはないんだけど、こうしてライヴで立て続けに演奏を聴いていると、楽曲のメリハリのなさが相当明らかになる。大きく2種類くらいに分類されるパターンの中で行ったり来たりしているような。 それでもやはり "Take Me Out" の構成は見事で、これをトレードマークにあとしばらくはステージに立ち続けられそうに思う。同曲の瞬間風速を今後超えられるかどうかは、正直分からない。 ★『80's ダンス・サミット』(Rick Astley / Belinda Carlisle / Sinitta / Michael Fortunati)@ 東京国際フォーラム(2006年3月)どういう集め方してるんだ?という疑問が拭い去れないメンツ。マイケル・フォーチュナティとかまだ存在してたのかと。"Give me up〜♪" リック・アストリーはいい感じに歳とってた。スロースターターで、後になるほど声は安定。本人も今さら Stock-Aitken-Waterman ものは気が乗らないようで、仕事と割り切ってダンスものを歌ってくれたものの、本領発揮はやはりバラードものやR&Bのカバー。"Hopefully" みたいなマイナーヒットをこれだけじっくり歌いこんでくれると、チャートファンとしてはやはり嬉しい。 予想通りというべきか、ベリンダ・カーライルはめちゃくちゃ浮いてしまった。全米#1アーティストに対するものとは思えない寂しい観客の反応ではあったが、彼女は健気に歌いきったのだった。個人的にはフェイバリットの "I Get Weak" を生で聴けて感激。Go-Go's 時代の "Our Lips Are Sealed" まで歌ってくれたのは嬉しかった。ややふっくらした体型にはなっていたもののヴォーカルは全然OK。さすがベリンダ。 で、実は嬉しい誤算だったのがシニータ。ていうか "Toy Boy" 以来どこで何してんのかさっぱり知らなかったけれど、ステージ上では現役感バリバリ。絞り込まれたモデル体型を肌も露わに見せつけつつ、驚くほどよく伸びるヴォーカルと振り付けバッチリのダンスで、僕ら観客の度肝を抜いたのだった。マジで最大の収穫。 ★ Simple Minds @ Fort Canning Park(2006年4月)まさかシンプル・マインズを2006年に観ることができようとは思いもしなかった。野外会場をぎっしり埋めたのはブリティッシュ/スコティッシュと思しき白人たち。僕ら夫婦のようなアジア人は数えるほどしか見当たらない。 新作『BLACK & WHITE 050505』のツアーだけに新曲多めだが、もちろんオーディエンスの目当ては "Waterfront" や "Someone Somewhere (In Summertime)" といった過去のヒット。他にも "Let There Be Love", "See The Lights", "She's The River" などで大いに盛り上がる。ジム・カーのヴォーカルは好調に伸びていて、ステージ上で前後に身体を揺らしながら「あの声」を夜空に満たしていく。 個人的にはやっぱり "ONCE UPON A TIME" を一番聴き込んだものだから、"All The Things She Said"(『聖女伝説』)のギターリフに狂喜し、"Sanctify Yourself" のコーラスを大声で歌うことになる。改めて感じたのは、シンプル・マインズはグルーヴで聴くバンドだということ。特徴的なリズムギターを核にして、大きなうねりを生み出すベース&ドラムスの上にジム・カーのヴォーカルが乗っかると、圧倒的なグルーヴ感を伴う「シンプル・マインズ」印の音になる。自分の中では「U2になり損ねたバンド」的な位置付けだったが、独自の魅力を見出せたのは収穫だった。会場をひとつにするのは何といっても "Don't You (Forget About Me)" と "Alive and Kicking" の2大ヒット。イントロ1音で会場全体が揺れるように飛び跳ね、異様な興奮と大合唱に包まれる。20年もの時間を超えて歌い継がれる80sクラシック。本当に幸せな瞬間だった。 2005年12月13日 (火) * 編集
やっぱり "Bruce" は歌ってくれなかった。ていうか当たり前なんだけどね。最近発売された2枚組の大充実アンソロジー "WRITTEN IN ROCK" にも収録されなかったのでちょっと残念。…なーんてことはさておき、年末に向けて個人的に最大の楽しみだった Rick Springfield のライヴを観てきた。日本青年館をぎっしり埋めた30代〜40代の洋楽ファンたちの心を激しくロックする現役ぶりにまずは感動。以前、けいさんからラスベガスでショーをやっているという情報を聞いていたので、それなりに身体も作ってるんだろうな、ぐらいのつもりで観に行ったのだが、こちらの期待を遥かに上回る自己陶酔ぶりに唖然とさせられるすごいコンサートなのだった。 まずは大体のセットリストを。 1. I'll Make You Happy 2. Will I 3. Affair of the Heart 4. I've Done Everything For You 5. Red House 6. Don't Talk To Strangers (この辺で Rock of Life も歌ったが、正確な曲順不明) 7. Speak to the Sky 8. Life in a Northern Town 9. -Medley- Bop 'Til You Drop Celebrate Youth Calling All Girls Don't Walk Away State of the Heart What Kind of Fool Am I I Get Excited Bop 'Til You Drop 10. Love Somebody 11. Jesus Saves 12. You Really Got Me 13. Human Touch 14. Jessie's Girl -Encore- 15. Living In Oz 16. Love is Alright Tonite 冒頭2曲ほど観客を戸惑わせつつも、"Affair of The Heart" のイントロが流れ出すと場内大盛り上がり。個人的にはリアルタイムで初めて聴いた彼のヒット曲なので思い入れも強い。ギター弾きまくり、ポーズつけまくりのリックは、かつての「アイドルっぽいロックスター」の要素を全部そのまま持ってきちゃいました!的なノリ。だって今年56歳ですよ? しかし周囲で黄色い声援を送る元お姉さまたちの視線のヤバさからも分かるように、ステージ上のリックには迷いなど一切なし。「これが俺の生きる道!」とばかりに凄みすら感じさせる堂々のエンターテイナーぶりに「すげーモン観ちゃったよ…」と隣席の嫁と語り合ったのだった。 "I've Done Everything For You" のラストでまったく無駄にギターを叩きつけて破壊したり、代表曲のひとつ "Don't Talk To Strangers" で会場整理バイトくんにサビを歌わせたり、「僕の友人」ことルリコなる女性に無理やり日本語で歌わせたり(『知らない人に話すな♪』って語呂合わなすぎだよ(笑))とサービス精神旺盛に「魅せ」まくるステージだったが、個人的に死んだのはやっぱり "Bop 'Til You Drop" メドレー。 本当に本当に、死ぬほど好きなんですよこの曲。それもシングルヴァージョン(あのエレクトロニックなイントロ!)。どれくらい好きかというと、このタイトルの 'Til を Till なんて書き間違う奴とは一生口をききたくないくらいに偏愛してる。というのは冗談としても、これから始まる怒濤のヒットメドレーコーナーは、各曲の盛り上がるパートを絶妙につなげたアレンジといい、観客の盛り上がりといい、非常によくできたパートだったと思う。これまた好きな "Don't Walk Away" や "State of The Heart" を挟んでくれたのも嬉しかった。(あと "Souls" が入っていれば気を失っていたかもしれない) 超失敗作ともいわれる映画『Hard To Hold』を「みんな観たかい?」と尋ねて、会場中が「ハーイ!」と手を挙げるというありえない場面に苦笑したリックだったが、映画と音楽は別物。僕自身名曲だと思ってる "Love Somebody" からはヘッドマイクをつけてワイヤレスになり、何とそのまま客席に入ってきて椅子の背に立って歌う歌う。あちらこちらに移動しながら、もちろんファンは触り放題、握手し放題。さらには途中から「みんな携帯電話を取り出してかざしてくれ!」と言われて、もはやカメラ撮影自由の異様な状況に。 ファンから受け取った花束をギターにぶつけて花びらを散らすリック、鍛え上げた上半身で拳を突き上げながら "Human Touch" などを歌うリック… 観客席で20分くらいはねり歩いたんじゃないか。ステージに戻って本編ラストは "Jessie's Girl"。書き忘れてましたがちなみにベーシストはあのマット・ビソネット。道理でボトムがしっかりした伴奏だったね。 アンコールに、ライヴ映えするハードな "Living In Oz" と、本人も "WRITTEN IN ROCK" のライナーノーツで「自分が書いた唯一のパーティ・ソングで、今でも演奏するのが大好き」と記した "Love Is Alright Tonite" を持ってきてくれたのも嬉しかった。前者は「オーストラリア出身」という彼のルーツを再確認したロックナンバーだし、後者は誰が聴いても単純にいい気分になれる曲だと思う。会場を去るファンたちの顔が満足そうな笑顔でいっぱいだったのも当然、と思えるような素敵なライヴだった。 2005年11月23日 (水) * 編集
「こんなに飛ばして大丈夫か?」と観ているこちらが心配になるようなライヴだった。「もう若くないんだから…」と思う自分たちもまた、そんなに若くはない。さいたまスーパーアリーナをぎっしりと埋めた観客の中心年齢層は、30代後半から40代といったところだろう。二部構成で、初期のギラギラしたLAメタル・ナンバーを前半に、中期以降のぐっと音楽性の幅が広がった楽曲群を後半に配したセットリスト。休憩を入れて2時間半弱という演奏時間を、ほぼ完全にヒット曲だけで固められたということ自体が、バンドの人気と実力を示しているということなんだろうと思う。 20年前(そう、20年前!)には、LAメタル勢の中でまさかモトリーだけが生き残るなんて想像もしてなかったものなあ。Dokken はバンド内の不仲が一線を越えてしまった不幸なバンドだったけど、少なくとも Motley よりは RATT だろ?とか思っていた自分だった。でも、前のエントリーで書いた「生き残るための法則」に照らしてみると、やっぱり Motley はしっかり法則どおりのキャリアを築いていたわけだ。Nikki Sixx のしたたかさを感じずにはいられない。 数え切れないほどパイロが炸裂しまくり、ストリップまがいのお姉ちゃんがステージ上で腰をくねらせ、挙句の果てに Tommy Lee が空を飛んでステージ上空でパーカッション・ソロを展開しちゃう馬鹿馬鹿しさは、KISS という大先輩が型を完成させた舞台演芸だから、そのLAメタルバージョンということになるのだろう。だけど RATT も Dokken もいない今、僕らはこうしてさいたまスーパーアリーナくんだりまで足を運んで、数千人単位でこの大パーティに参加することだけが楽しみだったりするわけだ。そしてそれは本当に楽しい。楽しすぎてちょっと涙ぐんでしまうほどに。 *** "Shout At The Devil"、"Looks That Kill" といった初期のナンバーの素晴らしさは今さら言うまでもないけれど、意外と良くて驚いたのは "Primal Scream" だった。コール&レスポンスがばっちり決まると、こういうミドルの曲の方が気持ち良かったりするもんだね。 "Home Sweet Home" は噂どおりの大合唱。もちろん "Girls, Girls, Girls" の馬鹿馬鹿しさや "Kickstart My Heart" の刹那的なスピード感には死にそうになる。何より嬉しかったのは、Mick Mars が元気そうだったこと。いや実際は元気じゃないのかもしれないが、少なくともギターを聴く限りはレコードどおりのソロを忠実に再現してくれて、すごくオイシイところをピンで持って行ってしまったなあという印象。生きてるうちにオリジナル4人でのライヴを観られて良かった。本当に。 詳細なセットリストやコーラスのポイント、ライヴにおける見どころなどはこちらのサイトを参照のこと。 "Don't Go Away Mad (Just Go Away)" も良かったなあ。"Without You" はオクターブ下げて歌ってもよかったんじゃないか? "Dr. Feelgood" は実はレコードの方が良かったりするんだよね。 …なんて、次から次へと感想が浮かんできて止まらなかったりするわけですが。できれば "Hooligan's Holiday" もやってほしかったな(笑)。 そういえば最近、二部構成のコンサートが多いような気がするけど、やっぱりアレですか、10分の休憩時間中は全メンバーとも酸素バーで酸素吸ってるんですかね? 2005年11月19日 (土) * 編集
人生の終盤で大きく成功するための秘訣について考えてみた。
(1) 健康第一 (特に身体が見世物の場合は太り過ぎないように注意!) (2) ケンカはほどほどに (バンド内の仲違いは話題作りになることもあるが、あとで再結成できる程度に留めておくべき) (3) 「基本」を忘れない (一度作ったスタイルは忠実に守るべし。ふらふらしてると元のファンまで失ってしまう) (4) デビュー当初から「長い戦い」を意識した曲作りをする (特にヴォーカルのレンジ。老後に歌えなくなるような音域はなるだけ避ける。『悪魔にシャウト!』なんて曲を歳とってからも歌いたいかどうかは微妙だが…) *** 冗談はさておき「見世物」としての満足度は非常に高いライヴで、今回のツアーが全世界的に大歓迎されてソールドアウト連続なのも納得させられた。簡単にいうと「KISS化」ということなんだろうけど、詳しくはまた後で…。 2005年06月26日 (日) * 編集
アルバム "TOUCH" のプロモーションで来日した Amerie のショーケースライヴを、たろさんのおかげで観ることができました(ありがとうございます!)。それにしても会場の六本木ベルファーレ。六本木自体めったに出かけない街である上に、客層の大半を20代前半くらいのクラブ好き女の子が占めていて、かなり非日常体験って感じでした。地下3階に降りるエレベータの扉が閉まると同時に大音量で "1 Thing" のイントロが流れ、照明もリズムに合わせて明滅する仕掛けはナイス。 Amerie のインタビューや舞台裏風景などをまとめた未公開映像を流したり、司会がやるせなすの中村だったりと、シークレットギグらしく盛り上げます。ダンサー2人がステージ上で激しく踊りまくったところで、待ちに待った Amerie ちゃんが登場! 彼女、アジア系ということもあってなのか、全体の作りはあまり大柄な印象を受けません。どちらかと言えば非常に健康的に引き締まっていて、腕なんかほっそりしたものすら感じます。しかし "1 Thing" のPVでもお馴染みの「2005年最強の生美脚」はやはり逞しかった。プロモ写真どおりの白のショートパンツから、筋肉質の太腿を惜しげもなく晒して激しく踏むステップ。あれだけのヒールを履いて踊れるってのもすごいよね。 前作から2曲("Why Don't We Fall In Love?", "Talkin' To Me")、新作から2曲("Touch", "1 Thing")をカラオケで歌ってくれて、よく構成されたダンスも含めてかなり満足できました。ただ、踊りながら歌えるのか疑問だった "1 Thing" の難しいコーラス("♪It's this 1 thing that's got me trippin...")部分は、オケのトラックに歌わせて自らは歌を放棄、ダンスに専念していました。これが唯一残念だったポイントかな。 "1 Thing" に関して言えば、彼女の切り札的なトラックになったのは間違いないし、これまで Amerie に興味を感じなかったリスナー層も掘り起こしたんじゃないかと思いますが、例えば J.Lo の "Get Right" との類似性を感じる人は後を絶たないでしょう。同様に、ニューシングルの "Touch" も Destiny's Child の "Lose My Breath" に似てないかと言われれば答えに詰まる。メロウなミディアムが人気を呼んだ前作からのファンにとっては、新作はメロディ不足との不満も聞こえます。 このまま突き抜けてくれるのか、それとも中途半端なところで失速するのか。ここはまさに正念場だと思いますが、コリアンとアフリカン・アメリカンのハーフというキャラクターも含めて非常に独特の立ち位置にいる Amerie だけに、ぜひ頑張ってほしいものだと思いました。 2005年05月19日 (木) * 編集
平日だったこともあってほぼ完全に諦めていた Judas Priest の来日公演ですが、昨日の Saki さんの熱いブログを読んだら居ても立ってもいられなくなり、仕事を早々に切り上げて日本武道館に駆けつけ、18時40分には当日券売場に並んでいたのでした。2階席の南西側でしたが、武道館はどこから見てもよく見える会場なので安心です。あちこちで書かれているので多少端折りますが、さすがにメタルゴッド、ちょっと凄いモノ観せてもらいました。Rob Halford の喉はある種のバケモノですね。今日はライヴ録音&DVD収録ということで、全メンバー異様に気合いが入っていたように感じられました。 このメンバーでのライヴは "PAINKILLER" ツアーを神奈川県民ホールあたりで観ています。あれから15年になるわけですが、ロブのヴォーカルは相変わらずの超ハイトーン全開。しかもライヴの後半になるほど声量が増し、本編ラストの "Exciter" 〜 "Painkiller" という殺人的クライマックスに向けて加速していくというオマケ付き。 Glenn Tipton と K.K.Downing のツインギターはさすがに息の合ったプレイで感心します。リズムギターとリードギターの担当が頻繁に入れ替わるのですが、交替が実にナチュラルですね。個人的にはソロよりも鉄壁のリフに感じるものが多いバンドですが、時折聴かせるツインでのハーモニーの美しさには痺れました。 しかし最大の主役は、Saki さんも書いているとおり、信じられないくらいエキサイトしていた観客のノリだったかもしれません。武道館全体が開演前から異様な興奮に包まれていて、あちこちで手拍子が起こるわ絶叫が聞こえるわで、オープニングの "The Hellion" - "Electric Eye" の時点で既に臨界点という感じでした。この曲ではほとんど微動だにせず歌っていた Rob も、歓声に包まれて次第に表情を緩め、フットワークも軽くなっていったようです。 新作 "ANGEL OF RETRIBUTION" からの楽曲が多く、その出来自体も悪くなかったことにはポジティブな印象を受けました。Rob がMCで言っていたとおりに再び来日してくれるかどうかは分かりませんが、これだけ楽しませてくれればもう思い残すことはないかな。 アンコールの3連発、"Hell Bent For Leather"(ハーレーに乗って登場!) - "Living After Midnight" - "You've Got Another Thing Comin'" には勢いで持っていかれましたが、個人的に嬉しかったのは本編中の "Turbo Lover" だったりなんかして。リリース当時は物議を醸したこの曲が、満員の武道館全員に大喜びの手拍子で迎えられる様子を見下ろすのはなかなか痛快でした。大好きな曲なので嬉しかったです。 2005年05月16日 (月) * 編集
来日決定以来わくわくして待っていたG3(John Petrucci / Steve Vai / Joe Satriani)の東京公演(5月8日)に出かけてきました。結果として約4時間近くに及ぶ長丁場となり、期待に違わず非常に楽しめるコンサートでした。
【John Petrucci】トップバッターは Dream Theater としての新作 "OCTAVARIUM" を完成させたばかりの John Petrucci。ソロアルバム "SUPENDED ANIMATION" の曲を中心に、Dream Theater のドラマー Mike Portnoy と Dixie Dregs のベーシスト Dave LaRue を従えてのトリオでの演奏を聴かせてくれました。 Dream Theater は5人組のバンドなので、全体として非常に音の密度が濃い印象を受けます。実際には Petrucci と Portnoy が主導権を握っており、2人がリードを取るパートがかなり多いわけですが、ヴォーカルとキーボードを排除したトリオ構成にスリムダウンしてみると、やはり見どころ満載というか、Petrucci の早弾きと Portnoy の自由奔放なドラミングに目を奪われっぱなし。 ただ、Dream Theater のライヴでも感じることですが、この人は大きなアクションを見せたり、ステージ上をあちこち移動しながら弾くタイプのギタリストではありません。そのため、印象としては「非常に地味なバカテク」にならざるを得ない。バンド形式であれば中心にヴォーカリストがおり、さらに派手なプレイを聴かせるキーボーディストもいたりするわけですが、このトリオでは視覚的要素が弱いかなーと思わせました。 Dave LaRue を観たのは初めてでしたが、他の2人とよく息の合ったベースを弾いていました。 【Steve Vai】そこへ行くともう、Steve Vai Band は軽く大変なことになっちゃってます。正直、ギターを聴きに来たのか、曲芸を観に来たのか自分でも分からなくなっちゃうくらい。何しろベースに Billy Sheehan、サポートギター&キーボードに Tony MacAlpine までいるのですから、凄まじい早弾き大会&ショータイムなのであります。 Steve のプレイは基本的にいつもどおりの視覚的な刺激でいっぱいです。トレモロアームで弦を叩き、両手で激しくタッピングし、挙句の果てにはギターにチョップをかましたり舌で弾いたりしてみせる。ステージ中央の Steve 定位置には小型の扇風機がセットしてあって、彼がそこでエフェクターのペダルを踏みながらギターを弾くと長髪が後ろになびくようになっているわけです。全てが計算どおり。「見せるためのショー」。 Billy Sheehan は Mr. Big では何度も観ていますが、Steve との組み合わせは一生に一度は見ておきたかったので本当に嬉しかった。真っ赤なフェイクレザーのパンツに底の厚い靴を履いて登場するなんて、本当に目立つ男です。とりあえず、Steve と2人でじゃれあいながらお互いの楽器をいじって弾いてる場面が観られただけで元は取れたと思いました。 実は一番観たかった Tony McAlpine も、地味なサポートがメインでしたが、最後の方で Steve と張り合ってソロ合戦をする場面があり、全く見劣りしない超高速プレイを聴かせてくれました。ネオクラシカル系を聴きまくっていたあの頃を少しだけ懐かしく思い出してみたり。 【Joe Satriani】比較的新しい作品を中心にプレイした前2者に比べると、御大 Joe のセクションは徹底的に大ヒット曲集になっていて、その割り切りぶりが清々しかったですね。ただ、冒頭で失敗してやり直した曲があったりしたのが笑えましたけど。この日はDVD収録ということもあって、各プレイヤーともビデオ映りにはかなり気を使っていたようです。 演奏的には3者の中で最もストレートなロックタイプだと思いますが、それにしてもギターの音が太くてゴツゴツしていたのが印象的。実に男っぽい逞しいギターサウンドでした。 【Satriani / Vai / Petrucci】 さてアンコールはお楽しみ、3人揃って弾きまくるセッション大会です。今回の選曲は、Jimi Hendrix の "Foxy Lady" や ZZ Top の "La Grange"、さらには Deep Purple の "Smoke On The Water" なんて曲を全員で弾き倒します。3人がフロントに並んでソロを回していくのですが、それぞれの個性がモロに現れて楽しいですね。Petrucci は真面目なギター小僧風、Vai は超絶技巧風、Stariani は王道ハードロック路線って感じでした。 2回目のアンコールでは、なんと元 Megadeth の Marty Friedman がステージに登場、G3ならぬ「G4」体制で全員好き勝手に弾きまくり。予定されていたゲストのようですが、全然知らなかったのでかなりびっくりしました。Marty は結構好きなギタリストなので、初めて観られて得した気分です。(できれば Megadeth 時代に観ておきたかったけれど…) *** というわけで、長い時間ではありましたが、それぞれかなり楽しめるいいコンサートでした。素晴らしい席を取ってくださったおしょうさんに感謝! 2005年04月23日 (土) * 編集
…圧巻のパフォーマンス。完全に圧倒されました。元 King Crimson のヴァイオリニスト、デイヴィッド・クロスの来日公演。招聘元の Office Ohsawa さんからノルウェーの Silje 来日を知らせるメールをもらったのがきっかけで、初めて David Cross Band が来日することを知ったわけですが、まさかこれほどとは思わなかった。 そもそも、デヴィッド・クロスという存在が、自分にとっては半ば伝説的なものであったわけです。『太陽と戦慄』、『スターレス・アンド・バイブル・ブラック』、『レッド』 の3枚はそれこそ擦り切れるほど聴きましたし、その中で「ヴァイオリン」という、いささかロックバンドには不似合いな楽器の演奏者として特異な存在感を放っていた彼には、自分なりに非常に関心を持ち続けてきました。 21世紀になった今ごろになって、まさかこうして本人のコンサートを観る機会が訪れるとは思っていなかった。David Cross 本人がヴァイオリンでキング・クリムゾンの楽曲を弾くのを目の当たりにできるなんて。しかし、彼は決して「過去の栄光」を引きずるアーティストではありませんでした。特に印象的だったのは、「バンド」形態にこだわっていたこと、そしてあくまで現在進行形のロックを演奏しようとしていたことです。 昨年ソロ来日しているんですね。その時はインプロヴィゼーション的なライヴだったようですが、今回は敢えて「David Cross Band」と銘打って、バンドとしてのこだわりを見せた。それがサウンドにもしっかりと現れていたライヴだと思いました。若手中心に5人のメンバーを揃え、彼らと一体になって演奏することの喜び、楽しさがひしひしと伝わってくるステージ。 選曲が後ろ向きなばかりでないのも好感が持てました。新作 "CLOSER THAN SKIN" には並々ならぬ自信を持っているようで、このアルバムから演奏される新曲を演奏する時の David の真剣さといったら、ちょっと近寄り難いほどです。かなりアグレッシヴでテンポの速いヘヴィな楽曲が多いのですが、自分の持つ David Cross のイメージとはかなり違っていたので驚きました。 傾向としては Dream Theater 以降のプログレッシヴ・メタル的なサウンドに近いかな? DTほど鍵盤が自己主張しておらず、その分 David のエレクトリック・ヴァイオリンがリフにソロに大活躍しています。特筆すべきはドラマーの Joe Crabtree でしょう。オーディションで8分の13拍子で David とジャムするように言われ、大喜びで応じたという変拍子叩きなだけあって、複雑怪奇なリズムパートを猛烈な音圧で叩きまくる。シンバルワークも含め、荒削りながらも大した原石だなと思わせました。 この手のバンドのヴォーカリストは大抵見掛け倒しであることが多いので、正直あまり期待していなかったのですが、ダブリン生まれの Arch Stanton というこの人にはちょっと驚きました。James LaBrie ばりの伸びと声量を持ちつつ、複雑なリズムにも上手く乗り、古いクリムゾン・ナンバーもかなり期待通りに歌いこなします。インスト・パートでやや手持ちぶさたそうにしていたのが可哀想なくらいでした。 もちろん、多くのファンが期待するキング・クリムゾン楽曲も演奏します。最初に登場したのは "Exiles"。しかしこれはかなりモダンなスタイルに再アレンジされていましたね。それにしても David Cross が振りかざす弓が弦に触れ、哀愁たっぷりの「あの」フレーズを奏で始めるともうダメ、ギヴアップ。真っ赤なシャツを着た大きな体格の彼が、かくも繊細なメロディを紡ぎ出すのかとしばし陶酔。 曲が終わると大きな拍手を受けますが、ベーシストだけはそのまま "The Talking Drum" のミニマルなリフを刻み始めます。その間、David はにこやかにメンバー紹介。「忘れっぽくなっちゃったんで…」と言い訳してポケットから紙を取り出すと、時折目を落としながら各メンバーにまつわるエピソードを語ります。 ひと通り終わったところで全メンバーが楽器を構え、ベーシストに合わせる形で "The Talking Drum" に雪崩れ込む。実は僕はこの曲がどういうわけか大好きで、『詐欺師箱』や各種ブートから寄せ集めたテイクをつなぎ合わせて、ずーっと連続で聴けるテープを作ったこともあるくらい。1995年の King Crimson ロンドン公演で「生」を体験していますが、そこには Fripp と Bruford はいたもののヴァイオリンはなかった。その意味で不完全なテイクだったと思うのです。 この曲の主役は間違いなくヴァイオリンです。不穏な弦の響きが中心にあって、その周りにミニマルでアフリカ的なリズムセクションやギターリフが構築されている。浮遊するヴァイオリンが次第に加速しながら緊張感を形にしていく様は、鬼気迫る Cross の表情とも相俟って、本当に不安をかき立てられるものでした。もうこれ以上はない、という臨界点に達したところで終わるアレンジは、David Cross 本人の中では「あるべき姿」なのかもしれませんが、個人的にはやはり『太陽と戦慄 パート2』にメドレーで続いてほしかったかなー。 コンサート本編ラストは「この曲は私が King Crimson を去った後の曲になるけれど…」と紹介された "Starless"。確かにアルバム "RED" の時点では既に正式メンバーでなくなっていた Cross ですが、"Starless" の作曲クレジットにははっきりと彼の名が残っているように、これもまた明らかに David Cross の哀愁センス満開の楽曲です。 というのも、オリジナルでは Robert Fripp のギターが弾き、昨年の 21st Century Schizoid Band では Mel Collins のソプラノサックスが吹いていたメインリフを、ここでは David Cross のヴァイオリンが奏でていたから。このフレーズは David がオリジナルだったのかもしれないなあ、そう思って聴くと非常に納得できてしまうから不思議です。 昨年は 21st Century Schizoid Band の他に John Wetton Band でも聴くことができた「生スターレス」ですが、さすがに当時関わった本人たちの演奏だけあってどれも甲乙つけ難い出来。しかし中でも David Cross Band のそれは、若いメンバーたちのスピード感が活かされた、非常にみずみずしい演奏であったと思います。後半の空前絶後のインストパートで、ギターとユニゾンで高速フレーズを弾きまくる David Cross の自信に満ちた表情といったら! アンコールに応えて登場した Cross は「今のバンドには僕自身本当にエキサイトしているので、できればもっと "CLOSER THAN SKIN" の曲を紹介したいのだけれど…」と語りつつ、お客さんが期待している King Crimson ナンバーを続けることを知らせます。そう、"Lark's Tongues In Aspic Part2"!これも95年に生で観ているとはいえ、明らかに別物と言わざるを得ないでしょう。ヴァイオリンなしの『太陽と戦慄』なんてあり得ない。小さな会場でしたが、お客さんのほぼ全員が複雑なリズムを身体で刻んでいるのが何とも微笑ましい。それくらいに僕らはこの作品を聴き込んできたのです。リリースから30年以上を経たとは思えない受け容れられぶり。もはやある種の古典/クラシックと言ってもいいのではないか。 リフも然ることながら、当然アレですよ、終盤に出てくる驚異的なソロ・パート。神妙に構えたヴァイオリンから飛び出してきた弦をこするような不穏なフレーズは、まさにアルバムで聴き倒してきたとおりのものでした。ほとんど即興演奏だったのかと思いきや、意外にもライヴではきちんと再現していきます。ラストに向かってぐんぐん高音に駆け上っていくあの展開が、まさに目の前で再現される! 終始にこやかだった David が、まさに「鬼」になった瞬間でした。 これに比べると、アンコール2曲目の "21st Century Schizoid Man" はもう少しのどかな雰囲気だったかも。Cross 自身が作曲に関わっていないこともあり、あくまでも「クリムゾンの代表曲」として取り上げたという感じ。中盤のインストパートもややディスコ風にアレンジされていた印象で、キメのフレーズこそ決まってはいましたが、あくまでこの曲を弾きまくる David Cross のヴァイオリンを楽しむべきお約束の大団円なのでした。 というわけで、圧巻の1時間40分。個人的にはかなり満足度の高いライヴになりました。プロモーターのお方には非常に感謝しています。これで、黄金期のメンバーでまだ観ていないのは Jamie Muir だけということになってしまったわけですが、果たして夢が叶う日は来るのでしょうか…。 2005年03月30日 (水) * 編集
20年って、こんなにあっという間に経ってしまうものなのでしょうか。『探偵物語』を最後に袂を分かったバーシアが何事もなかったように元の鞘に納まった新作、"MATT'S MOOD" を引っさげて来日したマット・ビアンコのコンサートを観て来ました。いやあ、やっぱりバーシアはすごいわ。「あの」声にはほとんど衰えがありませんでした。中低音部では深みと厚みたっぷりに、高音部ではどこまでも伸びやかに、空間を自由自在に駆け回る彼女のヴォーカルに圧倒されっぱなしの約1時間半。体型こそいかにもポーランドの中年女性的な雰囲気になってはいますが、小さくステップを踏みながら楽しげに歌う姿は実に可愛らしい。 もちろん、豪華な編成で堅実な演奏を繰り出すバンドあってのバーシアです。女性コーラス隊3人+ホーンセクション2人、ドラムス+パーカッション、ギター+ベース+キーボードに加えてバーシアとマーク・ライリーと、ステージ上は合計12人の大所帯なのでした。キーボードはバーシアのソロ作を支えたダニー・ホワイトですね。 「フィーチャリング・バーシア」と銘打っているだけあって、彼女のソロ作から "Cruising For Bruising"、"Promises"、"Time And Tide"、"New Day For You" といった楽曲が披露されます。でも不思議なことに、「マット・ビアンコ」という枠の中にぴったり収まっているのですよ。ひとつにはダニー・ホワイトの鍵盤が絶妙に両者をつないでいるのでしょうし、もうひとつにはバーシア自身がグループの一員としての自覚をしっかり持って、出るところと引くところをわきまえているからなのかなと。 マット・ビアンコの初期の楽曲("Yeh Yeh"、"Who's Side Are You On?", "Half A Minute" など)になると一斉に立ち上がって踊りだすオーディエンスですが、新作の曲などは落ち着いて座っちゃうのでした。個人的には新曲群もなかなかいいなーと思えました。"Golden Days" なんてかなりいい雰囲気なのにねえ。 20年という時の流れを超えて、ごくごく自然体でサンバやファンカラティーナを楽しそうに歌い、演奏する彼らを眺めながら、こちらも本当に楽しむことができました。ところで会場でもらったチラシに「シャカタク来日」の知らせを見つけて心揺れています。それにしても本当に今年は2005年なのだろうか? |
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